秋田県立角館高等学校同窓生の近況と母校のニュースをお知らせします

秋田県立角館高等学校同窓会 若杉・駒草会

ホーム > 同窓会について > 会長挨拶

同窓会について

会長挨拶


石黒直次(新制11期)

 『令和時代を迎えて』

 同窓会「若杉・駒草会」会長  石黒 直次

 

 統合角館高校同窓会「若杉・駒草会」も早いもので今年で6回目の総会を終えることが出来ました。出席者総数はいろいろな事情でそれほど多くはなかったものの、旧若杉、旧駒草の数が均衡してきたことに同窓会としての一体化が次第に進んできたと感じております。
 
 総会では、昨年度の事業として「定時制課程創設70周年」を記念して、記念誌「ひなわし」の刊行、記念講演会を開催し在校生全員にも聴講してもらったこと、祝賀会を行い有意義であったことなどを報告しました。議案は滞りなくすべて承認されました。
 
 今年の記念講演は、若杉33期卒の佐々木康昌氏(株式会社 オーエルシージャパン 代表取締役CEO)にお願いしましたが、自分の生い立ちの中で父親と見た霞ヶ関ビルが建築士を目指すきっかけになったと述べ、大学卒業後安藤忠雄との出会いから視野を拡げ、海外にも進出してアメリカのOLC DENVER社に入社して沢山の欧米プロジェクトを手がけ、帰国後現在の会社を設立して事業を進めてきた過程を、プロジェクターを使って分かりやすく説明していただきました。ご本人の得意分野であるフィットネスジム関係では斬新なアイデアを取り入れた事例も紹介され、さらに来年開催の東京オリンピック用に建設中の新国立競技場の現状などの説明もありました。最後には仙北市・角館の魅力をもっと観光振興に生かしてゆくポイント・アイデアを講師なりに整理して話され、地元にエールを送って講演は終わりました。予定時間を大きく超過するほど内容が豊富で聴講した会員も十分満足したものと思われます。講師にはあらためて感謝申し上げます。
 
 新年度は特に新しい事業は予定しておりませんが、検討の必要な事項として広報活動のあり方と今後の周年行事への備えです。
 
 同窓会活動の内容を会員の皆様にお知らせする手段として、現在は会報を作成発送してお届けしその際協力金をお願いしておりますが、収支バランスが取れない状況が永年続き、根本的な見直しが迫られております。仮に若干の手直しで会報発行を試行する場合は、同窓年会費を徴収していない現在の会運営の中で、年毎の協力金は「同窓会費」に準ずるものと理解していただく必要があります。広報手段の検討結果、どのような結論になったとしても会員皆様のご協力が必要になってきます。よろしくお願いします。
 
 また、現在の角館高校は統合による設立から6年目になります。一方、統合母体の若杉は創立94年、駒草は91年になります。多くの同窓会員が気になる若杉、駒草の100周年は歴史を刻む区切りとしてどのように祝うか、今から考えておく必要があると思います。統合高校も初めての区切りの10周年を数年後には迎えることになります。この5年間に入会した1000人を超える新会員をどうやって同窓会活動に参加してもらえるか、絶好の機会でもあります。統合高校の周年行事であるので学校とも協議しながら進めたいと思っております。
 
 課題はつきませんが、皆が楽しく参加できる同窓会を目指しますので、ご意見・ご提案をお待ちしています。
 

令和元年6月5日